この日は我々にとってメインイベントとなる洞爺湖サミット関連での演奏を控え、少し時間があったので、
緊張をほぐす目的も兼ねて熊牧場・地獄谷・大湯沼を観光しました。
まずは熊牧場で 今年1月14日に誕生した子熊2頭の可愛らしいお昼ご飯タイムを見て微笑ましく観察した
のですが、おやつをねだる親熊の可愛らしいしぐさの反面、おやつを取り合いをする怖さを目のあたりにして
驚く事だらけでした。
しかしその傍らでスタッフの中村氏は、普段とは勝手が異なる段取りが気になり、熊どころではない様子です。
次に一行は地獄谷と大湯沼へ行き登別温泉の源泉を見ながら硫黄の匂いを満喫してから、いよいよ演奏会場となる
登別グランドホテルに向かいました。
会場では英語版のポスターが貼られ、異国ムードの中、メンバーは心地よい緊張で演奏をスタートしました。
しかし相変わらず中村氏の顔は緊張したまま。しかしそんな緊張とは裏腹に外国からのお客様は歓声を上げ、
ての歓迎ムード一色でした。
エンディング曲が終わるとスタンディングオベーション!!でアンコール。それにお応えして急遽もう一曲
演奏してきました。
改めて音楽には国境が無いことを肌で感じた瞬間でした。演奏が終わっても熱心に津軽三味線の演奏方法を聞
かれる熱心な外国のお客様がおり、脩一朗は予定外の津軽三味線ミニ講座を始めたのですが、今回の訪日の良
い思いでが出来たと大変喜ばれておりました。
来年はホワイトハウスでの演奏が実現出来るかもと、興奮がおさまらぬまま会場を後にしてホテルへ向いました。
今回の公演を実現させて頂くのにご協力頂いたご関係者の方々、有難うございました。
1週間の長い旅は終わりを向え、明日東京へと戻ります。
by (文)津軽三味線:久保木ユキ子
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