脩市郎&大地

(文:久保木ゆきこ 編集:中村慈友)

◇ブナナード寺院の前で◇
 ネパール最後の朝を迎えました。快晴。17度。今日は朝9:15にホテルを出発し、世界最大と言われているBouddhanath(ブナナード)という寺院へ行きました。ここでも買い物をするメンバーと、寺院を散策するメンバーに別れて行動しました。
 次に足を運んだのは、空港近くの火葬場でした。ここネパールでは、死んだ人を焼き、川に流します。観光化しているのにはビックリし、私はかなりのカルチャーショックを受けました。現地の方の死体が横になっている中、観光客がビデオを持って焼かれるのを待っていたり、目の前が小学校になっていて子供達が平気でゴム跳びをして遊んでいたり、ごく自然な情景の中に、火葬場があるという現実にメンバー一同さらにビックリでした。
◇火葬場◇
「あと一時間後に焼くから見ていけ。」という現地の案内人がやって来ましたが飛行機の時間がある為、その場を後にしました。
11:20にネパール空港へ着き荷物を預けてから日本大使館の横山さん、ミラーさん、バッタさん、通訳の堀尾さんに最後の挨拶をしながら又の再会を約束し、ネパールを後にしました。一番の辛いひと時でもあります。

◇小学校前で児童と遊ぶ脩市郎◇

◇僕達兄弟?◇
 空港の中でメンバーのみになってから少し時間があったのでラウンジで休んでから手荷物検査場へ行きました。昨年のテロ事件の影響でしょうか、チェックが凄く厳しく、楽器を1つ1つ開けての検査で説明するのに苦労しましたが、無事搭乗できました。
約3時間で乗り継ぎのバンコクへ到着。そこから、パキスタンのラホールへと向かいました。バンコクから5時間のフライトでした。
1日に2食の機内食はとてもヘビー。しかも両方とも台湾航空の為、タイ系の料理が出てきました。夜の22:50に到着。夜遅くにもかかわらず大使館の木戸さんに出迎えをして頂き、無事ホテルのチェックインを済ませ、長い移動日の終了です。明日から、また、忙しい毎日がやってきます。日本に帰国する日が一日づつ近づき、待ちどうしいやら、寂しいやら…と、いった感じです。



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